ショーケース
2009年7月

袋田 滝トンネル

この袋田の滝トンネルは、茨城県大子町にある観光地、袋田の滝に隣接する遊歩道トンネルです。

観光客は2008年度で88万人。文字通り茨城県を代表する観光地であり、 そのすべての人が滝へ向かって歩く遊歩道がこのトンネルになります。 約200mあるトンネル内の照明器具はほとんど光源にLEDを採用しており、省電力化を実現しています。 その中でもメインとなるエリアにLEDのイルミネーションをスペックインしました。

今回袋田の滝トンネルをデザインするにあたり、以下のようにシステムを設計する必要がありました。 イルミネーションを春夏秋冬で各プログラムを用意し、なおかつ各季節毎に通常時と演出時のプログラムが 一定の時間で変化する。 そのイルミネーションの変化に合わせて一般照明も同期をとる(一般照明はDALI信号で制御)。 以上のことを実現する手段としてイルミネーション側コントローラーにアイキューコネクトベースを採用いたしました。 DMXを使用でき、大容量、かつIN・OUTの接点を持つコネクトベースは、この案件を実現するにあたって 必要なものでした。世間には他にも接点を受けられるDMXコントローラーがありますが、 「安定性」と「容量」の面でアイキューコネクトベースをしのぐ選択肢が見つかりませんでした。 また、同期をとるという点でSMPTEも考えたのですが、バジェットやトンネル内の環境を踏まえ 「接点」使用を採用いたしました。

結果的に施工後ノートラブルで2009年現在運用されております。 新展望台の竣工とあいまって観光客も前年比2倍にも増加し、クライアント様にもとても喜んでいただけました。

多種多様な動き・プログラムを全自動で外部との連携をとりながら運用できること、 また比較的安価なアイキュー製品を採用することで予算も抑えられ、実現したいデザインの幅も広げられました。


<基礎情報>
施主:茨城県大子町
照明デザイン:兼子慎平(LaSens) http://www.lasens.com/l-design.html
設計:株式会社 モイス http://www.moes.co.jp/moes/index.html
イルミネーション協力:株式会社 上越電機製作所
施工:有限会社 菊電工業
(以上、敬称略)

<使用機材>
E:CUE CONNECTBASE